彼①には、「メンタルヘルスを受けたら?」って気軽に勧められたけど、夫にはなかなか切り出せない・・・どうしてだろうね?やっぱり怖いのかなあ・・・?
昨日の朝、夫が吐き捨てていった不機嫌な態度に我慢が出来ず、メールした。
「なかなか切り出せないので、メールにしました。時間が出来たら、パパもメンタルケアを受けてみたら?専門家の意見は参考になると思います。」
夫からはすぐに返信が来た。「大丈夫ですから。○ちゃん(長女)と普通にまた生活出来たらいいんですが。」
・・・違うんだ、そうじゃないんだ。「大丈夫」なんかじゃないんだ。
わたしは絶望的な気持ちになった。なぜ、長女が家を出て行こうとしているのか?長い間、どんな気持ちでわたしたちが夫と暮らしてきたのか?全然わかっていないんだ。夫は自分を見つめ直そうとか、何かを変えていこうとかそんな気持ちは全くないんだね。
それなりに悩んでいるのかもしれないけど、わたしたちが考えてることとは全然違うところにいるんだ。
「きちんと働いて家にもお金も入れて、子どももかわいがって、奥さんにも子どもにも好きなことをさせてやってる。こんなにオレが頑張ってるのに、どうしてこうなるんだ?」そう思っているんだろう。
わたしたちが夫のストレスのゴミ箱になってきた。その事実を見つめようなんて気は、これっぽっちもないんだ。原因は別のところにあるとでも思っているのかな?
夫は「大丈夫だ」と言って、これからも残ったわたしと次女に精神的暴力を浴びせ続けるんだろう・・・そう思ったら、胸が苦しくなって来た。泣きたいけど、涙も出ない。
長女はずっと夫とは顔を合わせていない。同じ屋根の下に住んでるのに、口も聞いていないし、食事も一緒にしていない。
父親の気配がするだけで、カッとなってしまう様子だ。口を開けば父親への恨みつらみを吐き出す。これは良くない・・・だったら早く離れて、姑の部屋に住めばいいのに、寂しいみたいでなかなか行動に移せないんだ。
昨日も昼間はテレビを見てダラダラしていたけど・・・夜9時過ぎに夫が帰ってきて、次女に話しかけた様子を見て、突然立ち上がった。「わたし、今日出て行く!今日からばあちゃんの部屋に寝る。」だって。
「ホントに今晩から?」と聞いたけど、もう父親の後にお風呂を使うのもいやだし、顔も見たくないって。「じゃあ、そうしなよ。」と言ったけど、わたしは手伝わなかった。長女はスーツケースに身の回りの物を詰め、ひとりで2往復した。歩いても5分ほどの距離だしね。
しばらくしてから、長女から2度電話があった。お風呂の使い方がわからないとか、以前持っていった荷物の場所がわからなくなったとか・・・。
そのうちに長女が泣き出した。「何だかもう寂しくなっちゃった。何でわたしが出て行かなくちゃいけないの?わたしはできれば、ママと☆ちゃん(次女)と一緒に暮らしたいのに。何だか惨めだ・・・。」
わたしは言ったんだ。「○ちゃんはもう、パパを捨てなよ。パパのことを考えないで、自分を大事にして生きて行ったほうがいい。でも、大学は行きたいでしょう?だったら、今はこうする他ないよ。」
長女には言わなかったけど、次女は「お姉ちゃんがパパの悪口を言うのを、もう聞きたくない。」と言ってるんだ。夫と長女だけでなく、長女と次女も少し距離を置いたほうが良い・・・わたしはそう感じているんだ。
そばにいて憎み続けるなら、離れた方がいいよ。「捨てる」ってのは、二度と会わないとかホントにそうするって意味じゃなく、心の中の執着を捨て去るって言うのかな?うまく言えないけど・・・。
長女も寂しいだろうけど、少しわたしからも離れて、自分でいろいろやってみるのもいいと思うよ。もう大学生になるんだし、周囲にも自立する友達も多いんだから、きっとチャンスだと思うんだ。
寝る前にメールしたけど、長女からの返事はなかった。翌朝、出かける前に「夕べのカレーの残りが食べたい。」とやってきた。
泣いた後はスッキリしたらしく、逆に楽しくなって来たんだって。「お風呂に入っても、ドライヤーかけても、文句いう人もいないし、気を使わなくてもいい。ホントにうれしかった。」だって。
わたしはその言葉を聞いて泣きそうになった。長女は生まれてからずっと、夫に「うるさい!」と言われ続けてきたようなものだ。次女がお腹にいるとき、夜泣きする長女に向かって、夫は「うるさいうるさい!お前たちなんか出て行け!」と毎晩怒鳴っていた。小さくたって、心身にその時のことは刻み付けられているはずだよ。
まだ、心は解放されないかもしれない。見えない支配は心を縛ってるかもしれないけど、とりあえず物理的にだけでも、父親と離れる事が出来た・・・良かった。とわたしは胸をなでおろしたよ。
「寂しい時もあるかもしれないけど、慣れればひとりのほうが快適になるよ。」とわたしは長女に言った。長女も「そうかもね。」と笑っていた。
次女は黙って聞いていた。この日は部活で合宿に行くので、駅まで車で送って行ったけど・・・笑顔だったのでホッとした。
わたしと次女はこの家にもう少し残るけど・・・とりあえずは、次女が高校を卒業するまであと2年・・・その時までにどうなっていることか?
「心配するなよ。自分のことは自分でわかってる。大丈夫だから。」夫は今日もそう言って出て行った。わたしが心配してると思って、安心させようとしてるのかな?
でも・・・もうダメかもしれない。そう思う。どんなにわたしが悩み、事態を修復しようと試みても、夫とわたしは見ているものが違うんだ。徒労に終わるだけなら、早めにあきらめた方がいいのかもしれない。
だからってさ・・・何も今すぐ別れることもないよ。心の中で声がする。次女はまだ父親と一緒にいたい気持ちが残ってるから、それを大事にしてあげたい。経済的な問題もある。夫に嫌な思いをさせて、今すぐ子どもたちと引き離すこともないかな?とも思う。あと少しだ・・・子どもたちはいやでも自立するしね。
わたしが、夫と仲良くしよう、家族を円満にしよう、なんて頑張るのをやめて、適当に波風立てない程度に割り切って暮らせば問題ないのかな?一応、夫には誠意を尽くしてるつもりだよ。でも、もう心を寄り添わせることは出来ない。
ホームドラマみたいには行かない。子どものころから夢見ていた、「あたたかい家庭」を目指して頑張ってきたけどさ・・・もういいかな?あと少し、形だけは残しておくよ。
でもわたしは誰のせいにもしないよ。ちょっぴり敗北感もあるけどさ・・・。
夫だけが男性じゃない。そうも思うよ。でも、わたしは男の人がいないとたぶんダメなんだ。だからって、男性に頼る人生も嫌だ。
これからどう生きていくか、わからないけどさ。うまく言えないけど・・・わたしは最後には自分の人生に勝利するんだ。それだけは信じて、今は家族一人ひとりの、それぞれの思いを出来るだけ大切にして行くよ。
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