最近、と言っても少し前に読んだので内容がうろ覚えだけど・・・。
夫から「モラル・ハラスメント」を受けている、と感じてから、もうすぐ3年。いろんな本を読んだ。モラハラ・アダルトチルドレン・家族関係・夫婦関係・共依存・自己愛性人格障害・境界性人格障害・・・ETC.
この本の中の「インナーペアレンツ」と言う言葉に共感がもてた。「チャイルド」ではなく「ペアレンツ」なんだよね。
親の子どもへの支配。自分と親が未分化で、自分の中に親が入り込み寄生している・・・。自分の外に親がいるのではなく、自分の判断基準。自分の人生の中に親が入りこんで来る・・・すごく良くわかる。著者は「まさに日本の親」と書いてあった。
「支配」と言うと、真っ先に浮かぶのは姑。姑は「息子のために・・・。」なんて言わない、あくまでも自分のことしか考えていないけど・・・姑本人はそんな自覚は全然ないだろう。子どもをかわいく思う、ごく普通の母親だと思ってるだろうね。
でも、結局姑は自分のことがいちばん好きで、いちばんかわいいんだ。息子である夫に、「子どもは親の面倒を見るものだ。」とプレッシャーを与え続けてきた・・・夫は子どものころは反抗せずに言うことを聞き、高校を卒業すると同時に、進学に名を借りてそこから逃げ出したんだね。それを助けてくれたのは、亡き義父だったのかもしれない。
紆余曲折を経て、夫もようやく義母の支配から抜け出せた・・・そんな気がする。昨日、義姉からの電話のことを話すと「オレは絶対にばあさんを引き取らない。そばに来たら、オレが死んでしまう。」とはっきり言っていたから。
事の是非や実際できるかどうかはともかくとして、夫が母親から受けた心の傷を自覚し、NOと言えるようになったことは、良かったんじゃないかと思う。まだ、姑本人に直接ぶつけることはできないけど、わたしには明確に吐露するようになった。
まあ、姑は今さら治らないだろうし、言ってもわからないだろうから、もういいけどね。
夫が母親の支配と闘い、葛藤してきたことは、長女がよくわかってる。「パパは良く頑張った。あんな母ちゃんでよく生き延びてきたよ。」なんて言う。これまた、夫本人には言わないけどね。
たぶん、わたしはそんな夫を理解していたけど、うまく回っていなかったんだと思う。以前は、夫を護ろうとして自分が全部引き受けて頑張ろうとしたり、葛藤に苦しむ夫の八つ当たりを受けて凹んだりしていた。
そんな夫と向き合ってるのが辛くて、他に好きな人も出来ちゃった。わたし自身が父親のいない家庭に育って、男性への思慕が強かったから、もうのめりこんで尽くして共依存。
夫も彼①も、わたしがいなくちゃダメなんだ、わたしが何とかしてあげなくては・・・そんな自分からも少し脱却できたように感じる今日この頃。彼らが自立し始めた時は寂しくてしがみつきたくて、ずいぶんジタバタしたけどね。(夫はそうでもなかったけど)
今はだいぶ気持ちが楽になった。勝手に自分でカウンセリングしてるけど、「共依存」の長いトンネルは越したかな?夫とも彼とも「対等」になれるようになった気がする。わたしがそう感じることで、お互いの関係も落ち着き、相手も変わって来たように思うんだ。
相手を「支配」しようと言うもくろみは、下手すると陥りやすいよね。とくにわたしはね。夫や彼①がいなかったら、わたしは娘たちに共依存し、支配しようとしてつぶしてしまったと思う。
カウンセラーの先生によると、その辺は自己防衛が働くのか、代償行為によって自分を救おうとするらしいけどね。人間の心って案外強いものらしい。
先日、彼②に姑の愚痴をこぼそうとしたら、さりげなく話題を変えられたんだ。その時に思った。ああ、自分の問題は自分で解決しなくてはいけないんだ。
以前電話カウンセリングで「自分のことは自分で救って行くしかないんですよ。人間関係で自分の心の隙間を埋めようとしてもダメです。」と言われたっけ。それを思い出した。
不思議に苦しくも寂しくもないんだよ。そうだよね・・・自分の事は自分で受け止めて自分の問題として捉える。相手と会った時はそのひと時を楽しく過ごしてお互いに元気をもらう存在でありたい。それは、自分が相手に必要とされてないとか、好きじゃないのかもって、不安になることじゃないんだ。安心していいんだ。少し、そう思えるようになってきた。
以前この本を読んでいたら、どう感じたかはわからないけれど、今は「この本に出ているような問題は、だいぶ乗り越えて来たなあ。」と確認できたように感じる。自画自賛になっちゃうけど、わたしも少しは成長できたのかな?
家族や夫婦関係についても、「人生二度結婚説」の著者の考えに賛成できた。人生で何人もの異性を好きになってしまうことはよくある。夫婦は一度くっついたら離れてはいけないものだと言うものではない・・・。渡辺淳一先生もよくエッセイでそんなことを語っておられるよね。
子どももいるし、経済的なことを考えると、いろいろ問題はあるけれどね。でも、いろんな人を好きになってしまうのはしょうがないと思うよ。夫のことも今だってたぶん好きなんだ。大好きだったから結婚したんだし。
でも、他にも好きな人が出来ちゃったんだ。夫にはない部分を補ってくれるんだ。みんないないとダメなんだ。
わたしはようやく最近、自分がわかってきてそれを悟った。彼①にも「わたしはいつも誰かを好きでいないとダメだからさ。色狂い・・・もう一生それでいいんだ。」と言ったよ。
ただ、母親としてはそんな顔を娘たちに見せてはいけないね。子供たちが大人になるまでは、もう少し親としても頑張っていかないとね。
また、いろんな人を好きになってしまうことが、夫への裏切りであり、人として間違ってることであるならば、いずれ罰を受けなくていけないだろう。それも仕方がないと思ってる。結婚ってのは、その人の専属になるって言う約束なんだからね。
ともあれ、わたしは今はすごく心が落ち着いてる。家族の問題も自分の心の問題も、絡んでいた複雑な糸がようやくほぐされて整理できてきた・・・そう思うんだ。
ただ・・・ちょっと後半は、この先生の主張が少々傲慢に感じたね。ぶくぶく太ってる主婦だって、それなりにみんな悩んで、家族を支え、懸命に生きてるんだよ。先生みたいにしっかりした生き方や主張ができる女性ばかりじゃないんだよ。その辺は同じ女性として、もう少し優しい視点で見守って欲しいね。
最近のコメント