長女が出て行ったので、今まで娘ふたりで使っていた部屋(といっても2段ベッドが占領していて、寝るだけになっていた)を次女だけの部屋にすることになった。
この際だから・・・と我が家全体を大お片付け中。もともと片づけが苦手なので、全然はかどらないんだ。バタバタしてブログも更新できず・・・。
ここ数年、仕事を始めたせいもあるだろうけど、彼のことで心ここにあらずだったのかな?部屋を片付けようという気持ちに全然なれなかった。気がついたら、荒れ放題になっていた気がする。
長女も自立し、彼のことも少し吹っ切れて、家も片付いてきたら、心がスッキリしてきた気がするよ。今まで何をやっていたんだろう?って感じだ。
先日も久しぶりにカウンセリングに行ってきた。昨年9月以来、半年ぶりだ。
「いろいろありましたが、だいぶ落ち着きました。」「そうでしょうね。先ほど、あなたの表情を見てそう思いました。」
彼①が癌で2回手術し、その後も腸閉塞を患い、この半年で4回も入院し、ボロボロになりながら、ようやく回復に向かっていること。彼②との出会い。彼女①や②の様子。夫と長女が衝突し長女が家を出たことなど、今回の1時間は今までの経過を先生に報告する、そんな感じで終わってしまった。
彼①のことを話していると、だんだん声が大きくなって来る自分に驚いた。不思議だね。彼のことをもう好きじゃなくなったのかなあ?今度こそ、心が離れていく事が出来るんだろうか?
「二人を知っている誰もが、うまく行くはずはないよ。すぐにダメになる・・・そう言っていました。でも、わたしだけは二人を信じていたのかなあ?二人で助け合って、心がつながって、仲良く暮らしていくんじゃないか?どこかでそう思っていたんです。」「・・・」
「たった1年で、こんなに二人がダメになってしまうなんて思いませんでした。こんなに簡単に、一緒に暮らす人に影響されてしまうんでしょうか?彼は変わってしまった。純粋さがなくなってしまったように感じます。彼女②もそう言っていました。」「たぶん・・・彼は、今、ホントにお金がないんでしょう。また、病気になって、心身ともにホントにしんどかったんじゃないかしら?」
「こんなに病気になるなんて考えてもいなかったんでしょうけどね。でも、もしかしたら、二人は似たもの同志だったのかもしれません。それもどこかでわたしはわかっていたんですよね。一緒にいるってことは、お互いに高めあう関係でなくてはならない、そうじゃないんですか?でも、ふたりはそうじゃない・・・。」「彼女も、彼の看病をすることで、仕事から逃げていたのかもしれないわね。」
「そうかもしれません。彼女が彼を好きで、一緒に暮らすならそれはそれで良いけど・・・仕事もしないで、彼との暮らしに逃げているのなら・・・ガッカリしました。」
「でも、彼は時々こぼす程度で、彼女との暮らしの辛さはあまり口に出しませんね。」「それ見た事か、と言われるのがわかっているからでしょう。」
「それもあるでしょうけど、多少は気を遣っても、意外に居心地がいいのかもしれませんよ。彼女①は彼の栄光の時代の世界に逃げ込んで、現実を見ないようにしてるから・・・彼も現実から逃げて一緒にその世界に浸れるのかもしれないし。
彼女②のところへ行っても、結局囲われてしまうだけで、彼の居場所はなかったんでしょう。カッコつけてグローバルな視点でものを言っていても、しょせんは昔の人間で日本人なんですよ。元気な時ならともかく、病気になった今、外国人の彼女②とは一緒に暮らせないんでしょう。」
わたしは二人をこれからも見守るけど、もう手出しはしない。堕ちるところまで堕ちて行けばいい、そう思っている。彼の応援も続けているけど、今までのような情熱はもうなくなった。どこか惰性になっている、そう感じる、と話した。
話しているうちに、彼に対する憎しみのような気持ちが湧いてきて、攻撃的になっている自分の口調に驚いた。ここまで厳しくすることもないんじゃないか?そうも思うんだけど・・・わたしは、人生の闘いからいつも逃げている彼が許せないのかもしれない。
でも、わたしが許すとか何とかじゃなく、彼はいつもそうやって生きてきたんだ。それもわかっていたんだ。彼女①もそんな彼の負の部分と波長の合ってしまう人なんだ。もう、どうしようもないね。
「勝手にすればいい。」と吐き捨てながらも、ただただ、腹が立つ・・・どうしてだろう?二人がどうだろうが、わたしには関係ないんだよね。わたしの思いなんか、まして二人にはどうでもいいだろう。
まだ、彼の心の呪縛からは完全に逃れられていないんだろうね。どちらにしても、わたしが彼を自分の心に棲み付かせただけで、彼自身はわたしのことを何とも思っていないんだろうから、あくまでもわたし自身の問題なんだ。
もう、彼からの電話を待つこともない。彼に用事があっても、電話をするのも面倒なくらいだ。でも、彼と完全に没交渉になるのは嫌だから、適当に取り繕ってるけど、敏感な彼はわたしの心の変化に気づくんじゃないかな?
心が離れたならそれはそれでいい、と彼はわたし以外に応援の中心になってくれる人を探すかもしれないね。それもちょっと寂しい気もする。つかず離れずでもう少しそばにいたいけど・・・心が急激に冷めている自分に驚いているから、これからどうなるかわからないね。もう少し様子を見ようと思ってる。
先生は彼②とのことについては、あまりいい顔をしなかったね。時間がなくて、あまり詳しくは話せなかったけど。
「とりあえず、彼との事が少し落ち着いたので、本論である夫との問題について、これから少しずつ先生に相談して行こうと思います。」「そうですね。元はといえば、だんなさんのことで相談にいらしたんですものね。」
「夫の問題から逃げるために、彼の元に行っていた。それもわかってるんです。そんなわたしを相手にしてくれて、彼には感謝してるんですけどね。」
「娘さんのことも少し落ち着いたら、あなたのために・・・といえば、だんなさんもカウンセリングを受けに来るんじゃないかしら?」「それはムリだと思いますね。あの人は自分を見つめようとなんかしませんよ。メンタルヘルスを受けるように勧められた、というのも、自分がそこまで大変なんだ、と言う事実を振りかざす道具に過ぎないと思います。」「・・・」
「もうわたしはあきらめました。働いてくれている夫を支えるために、そばにとどまる。それが精一杯のわたしの誠意です。もう、わかり合おうとか、向き合おうとか、心を寄り添わせようとか、そんなふうには思えません。」「そう・・・。それならそれで、心の距離が置けるようになって、いいのかもしれないわね。」
「だんなさんのことは時間をかけてゆっくり考えていけばいいと思いますよ。」とのことだった。とりあえず、来月の初めに次の予約を入れた。
帰り道、ひとりで気負っている自分がいた。彼なんかもうどうでもいい。わたしは自分に勝ったんだ。これからも、わたしは負けない。彼と彼女①のような、後ろ向きの人生は絶対に歩まない。
そう思いながらも、悲しくてしょうがない。別にわたしの事が好きでなくても、一緒に暮らせなくてもいいんだ。それでも・・・人生の坂を転がり落ちていく彼の姿が悲しくてしょうがないんだ。
本人はそんなこと思っていないかもね。したたかに自分を愛する女性たちの間を泳ぎながら、生き延びていくのかもしれない。もしかしたら、意外にしぶとく、また浮上してくるかもしれないし・・・結構、強運の持ち主だしね。わたしが悲しむことなんか、全く必要ないかもね。
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